帰ったら雪、戻っても雪・・・一年ぶりの帰盛

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 故郷、盛岡は、例年冬の降雪が、それほど多くない。大陸からやってくる日本海越えの湿気を含んだ寒気は東北の背骨、奥羽山脈にぶつかって日本海側の青森津軽、秋田、山形に大雪を降らせる。山脈を越えてやってくる寒風は、乾燥していて太平洋側は、大雪にはならない。正月前の年末に雪がまったくないシーズンもめずらしくない。

 

 日本全体が冷え込んでいる今年のふゆは、盛岡も一段と寒いようで、日中の最高気温が氷点付近では雪が溶けることなく積もり、町の中には、さらさらとした雪が降っていた。それでも、盛岡の住人にとって、雪の冬は、当たり前の事で、迎えに来てくれた弟嫁の車から見る町では、車も人も、首都圏の感覚でいえば2拍3拍も、ゆっくりと行き交っていた。

 故郷の友人と飲みかわした夜、30分ほど実家まで降りしきる雪の中を歩いて帰る。夜の町中は人影もなく、雪明かりで、妙に明るく、さらさらの雪をニット帽に積もらせながら、久々の故郷の冬を楽しんだ。

 

 そして、1月14日。盛岡を出た新幹線は、岩手、宮城、福島とずっと降雪の中、さいたまに戻ってみると、盛岡と同じような一面の雪景色。ただ違うのは、降っている雪が湿っていることと、駅前の騒然としたようす。迎えにくるはずの我が妻からの携帯「駐車場から出た所で、車がスリップしてどうにもならない。迎えにいけないのでどうにかして帰って来てほしい。」午前中に戻って来ていたのでタクシー乗り場は、まだ長蛇の列とはなっておらず。成人式帰り、溶けてた雪で白い足袋を黒く濡らした晴れ着のお姉さん達に、先の乗車をゆずりながらも、15分ほどで乗車。

 自宅までの道のりは、大宮台地のはずれの坂がいくつかある。ここでも車がスリップして坂を上れない。それを待つ車がつながり渋滞。ご存知のとおり、午後になると電車の運行中止や高速の渋滞のニュースが流れてくる。

 

 翌朝は、凍った雪の町中では、車がいつもと同じタイミングでブレーキ踏んで滑り、アクセル踏んで滑る。いつもと同じ車間距離でぶつかる。自転車通学のお兄ちゃんは、いつもと同じスピードで飛ばして転ぶ。ヒールのお姉さんが転ぶゾと思う間もなく転ぶ。 「みんな想像力と予知能力なくなったのかなーーー。」

 

 気がついてみると何となく気ぜわしく、さいたまの雪、写真を撮る事忘れていた。

 

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