日々静物画写真

2012-01-01から1年間の記事一覧

ふたたびの写真

40年前の写真小僧が写真学生だったあのころ、漠とした写真家になるのだという夢は、持っていたものの、先行する世代のカメラマンの群れが、我が世の春とばかりに大活躍の時代。おいしい生活、セゾン、PARCO、糸井重里、川崎徹に代表される広告の時代、バブ…

写真にテキストを付けない事について

40年前の写真小僧が写真学校生だったころ、その写真学校は、かなり真面目に写真をやっていて、(その当時もかなり、いいかげんな写真専門学校が多かった。)写真制作の課題が毎週ひとつ以上のペースであった。単写真は、認められず、組写真が基本かつ前提…

銀塩写真について思うこと

銀塩写真と、わざわざ断らなければいけない時代になってしまった。 2012年、不特定の100人に聞いた時に「カメラ」といえば、デジタルカメラのことであって、フィルムを使う「フィルムカメラ」をイメージする人は、ほぼゼロだろう。それは、レコード盤とCD…

写真は、真実を写す? その2、

関東地方の平野部が最後の紅葉の季節を迎えている。そんな紅葉の季節を迎えて思い出すのが、この写真。前のシーズンに、雨上がりの野火止の平林寺で撮ったものである。 そのとき同行した氏いわく「本物のモミジは、こんなにきれいじゃない。」「色、足して…

写真は、真実を写す? その1、

そもそもphotographは、ギリシャ語の「光」pho・toとgraph 「書く,描く」の連結語であって、日本語では「写真」ではなく「光写」とでも訳された方がよかったのである。それが真実を写すもの、「写真」という名前をもらったことが、「写真」の不幸のはじまりかもし…

きれいに写れば、いいんじゃないの????

今年の夏、蓮の花の写真を撮っていた。その写真を見た数人いわく「本物の蓮の花は、十分にきれいだけれど、この写真は、本物よりきれいに写っている。」その場では、「ありがとう、ありがとう。本物よりきれいだと言ってもらえるとは、・・・・・」というこ…

三脚についての余計なお世話

十年ほど前の雨模様の日に、とある公園で、ビデオに挟み込むためのバラの花を写真撮影をしていたときのこと。普段は、それなりのビデオカメラで数人で撮影しているので、通りすがりの人から声をかけられる事もなかった。けれども、この日は急ぎのワンカット…

ふたたびの写真。写真するには、いい時代になっていた。その2

70年代半ばに写真学生となっていた写真小僧たちの写真するうえでの願望は、写真展をすること、写真集を出す事であった。写真展、写真集への切なる思いは、「写真展、写真集なんかしょうがねーよ。」とまでの屈折した発言に至るほど。 私の周辺の写真小僧た…

ふたたびの写真。写真するには、いい時代になっていた。その1

やたらと画角や構図にうるさい演出、制作者であった映像製作をリタイヤしたあと。神経は、なんとなく動画に注がれていた(と思っていたのだけれど)気づくとスチールカメラを持ち、ひとりで写真を撮る自分がいた。ビデオであっても一人で作る事ができるのだ…

textを書き始める。

昨日、11月13日写真をアップ出来なかった。これまでの毎日と同じ手順で写真を投稿するのだけれど「93」の写真データがアップできない。fotolifeならばと直接アップするもこれもできない。どこまでも毎日、写真を続けて更新することがモチベーションにな…